発酵食を好きになって楽しくなったのが、全国各地に旅すること。日本全国、どこにでも、その土地に根付く発酵文化があり、それを体験できるのが面白く感じています。
その魅力に目覚めたきっかけが、昨年2024年11月に訪れた『発酵文化芸術祭 金沢』でした。その土地の歴史や自然を浴びながら出会う発酵食は、現地に行くからこそ味わえる特別な経験となりました。今回は、この発酵文化芸術祭を振り返りながら、「もしもう一度金沢を訪れるならここに行きたい!」と思うスポットをレポートします。
発酵文化芸術祭で感じた「金沢と発酵」の魅力
金沢は、東京から新幹線で約2時間半。県内も巡るのにちょうど良い広さで、日帰りでも旅しやすい場所。
そんな金沢は、発酵好きなら心が躍る魅力的な発酵食が沢山あり、発酵旅におすすめの地でした。
醤油蔵が立ち並ぶ「大野エリア」
まず、金沢につくと、タクシーで約20分。大野エリアへ向かいました。大野エリアまでの公共交通機関は充実しているわけではないいので(バスはあるが、本数が少なかった)、時間に限りがある方はタクシーで行くのがおすすめです。
大野エリアを歩くとたくさんの醤油蔵に出会いました。昔は最大で60軒以上あったようですが、今は10数軒だそう。

そんな大野で、まずは「直源醤油」さんを訪問。「直源醤油」さんでは、ランチもいただくことができ、「アジフライ定食」がとってもおいしそうでした(次回行ったら食べたい)。

食事スペースの奥には、お醤油などの調味料を買い物できるスペースが。味見もできたので、気になる味わいをセレクト。サイズも小さいものがあり、友人へのお土産用にも購入しました。

次に、そこから歩いてすぐの「宝生寿し」さんへ。

平日でしたが、既に満席。中で待っていなくても良いとのことで、待ち時間の間に「ヤマト醤油味噌」さんへ行くことができました。

広い敷地の中には、製造工場、糀蔵をはじめ、商品が購入できる「ひしほ蔵」や発酵食ランチを楽しめる「発酵食美人食堂®」、発酵の技を活かしたチーズケーキ専門店「こめトはな」、濁酒(どぶろく)を楽しめて見晴らしも良い「金沢天晴 山藤濁酒研究所」などがあります。

「発酵文化芸術祭」限定の展示になりますが、糀蔵には、酵母ボッツや味噌ボットがあって、目に見えないものが見える感覚。ふだん愛でている糀たちと会話できているような感覚が、面白かったです。

そして、お待ちかねの「宝生寿し」さんにてランチ。見ての通り。鮮度の良さよ……「旨い!」の一言。ぜひ、行って、体験してみてください。


ちなみに、ランチ後は「ヤマト醤油味噌」さんへ戻り、テイクアウトコーナーで人気のしょうゆソフトをいただきました。「ここに来たらこれを食べなきゃ!」という感じ!あまじょっぱさが最高でした。

ヤマト醤油味噌さんで、タクシーを呼んでもらい、金沢に戻ります。続きはまた次回!
今回の訪問場所
この記事で紹介した訪問場所をまとめました。最新情報や営業情報は、各公式サイトをご覧ください。
直源醤油
営業時間 | 10:00~17:00(水曜定休) |
住所 | 金沢市大野町4-16 (大野町消防分団前・直源醤油工場と同敷地内) |
電話 | 076(268)1300(店舗直通) 076(268)1113(直源醤油) |
駐車場 | 10台 |
公式サイト | https://www.naogen.co.jp/ |
ヤマト・糀パーク(ヤマト醤油味噌)
営業時間 | 営業時間:10:00〜17:00 (濁酒研究所のみ11:00~18:00) |
定休日 | 水曜日、年末年始 |
住所 | 石川県金沢市大野町4丁目イ170番地 |
電話 | 076-268-5289(コージパーク) |
公式サイト | https://www.yamato-soysauce-miso.co.jp/ |
宝生寿し
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 毎週水曜日 |
住所 | 石川県金沢市大野町4丁目72番地 |
電話 | 076-267-0323 |
駐車場 | 30台 |
公式サイト | https://www.housyouzushi.co.jp/ |