【発酵ツーリズム東海】うまみの聖地巡礼展(岐阜県・みんなの森 ぎふメディアコスモス)&フラッグシップツアーの巻

2025年5月17日〜7月13日まで、愛知・岐阜・三重で開催されている「発酵ツーリズム東海」。小倉ヒラクさんがキュレーター、50の蔵開き、100のうまみ体験があるとのこと。昨年の発酵文化芸術祭に続き、「行かない理由はない!」と、昨年から旅を共にしてくれる発酵仲間のさおりさんに連絡。すぐさま公式サイトとにらめっこしました。

しかし、今回は前回の発酵文化芸術祭に比べ、難易度高め。3県跨いでイベントが開催されていることもあり、物理的規模がでかい。まず「愛知、岐阜、三重、どこに行く?」「50の蔵開き、100のうまみ体験があるけど、どれに行く?」と悩みました。

私たちは、東京から幼児の子供をパパたちに預けて、旅する2人。この1回にかけて、めちゃくちゃいいプランを立てたい!と作戦会議。

結果、めちゃくちゃいい旅となりましたので、記録として旅のレポートを残しておきます。

※気持ちが入りすぎて、前置き長めになりました。笑

目次

発酵ツーリズム東海を2日で満喫したスケジュール(1日目)

うまみの聖地巡礼展(岐阜県・みんなの森 ぎふメディアコスモス)

新幹線で、東京→名古屋へ。そこから、JR東海道本線で岐阜駅まで、約20分。

10時半に東京を出て、13時に岐阜へ到着しました。お昼は簡単に駅ナカの「赤い鳥 アスティ岐阜店」というお店で高山ラーメンを食べました。

高山ラーメン
赤い鳥 アスティ岐阜店 高山ラーメン

そして、岐阜駅からのバスで、みんなの森 ぎふメディアコスモスへ。タイミングの良いことに、ヒラクさんが展示を案内してくれるツアーが緊急開催されるとSNSで情報をGET!ツアーの時間に合わせて現地へ向かいます。

展示会場は1階でしたが、少し時間があったので、気になっていた建築が素敵な2階の図書館をチェック。広い図書館内には【グローブ】と呼ばれるスペースがあり、大人のため、親子のため、勉強のため、など空間が分かれていました。

メディアコスモス
家の近くにあったら通い詰めちゃいそうな素敵図書館!

そして、お待ちかね!ツアーのお時間!

展示入口の看板!期待が膨らむ

今回は、「全国の発酵文化を紹介するゾーン」と「東海の発酵文化を紹介するゾーン」の2つに分かれていました。まず展示会場を入ると最初に「全国」のゾーンが現れます。

ローカル発酵食品マップを通過し全国ゾーンへ

全国の食を伝える際に、ついついやりがちな「地域別」の分類。ですが、「山・海・街・島」という「暮らし別」の分類もその土地ならではの人間の生き方が見えて面白かったです。

発酵食って地域の財産なんだなぁ。気候や土地柄などの環境によって、昔からの知恵で継承されてきた食は、ただの食ではなく地域を物語る食なんだなぁ。と感じ、たとえ臭い発酵食ですら、知れば知るほど愛おしい存在になっていきます。

1つ1つのストーリーが濃すぎる、ヒラクさんガイド付きの展示は贅沢

そして、次は「東海」のゾーン……に行く前に、現れたのが「うまみ神」!!!(かわいい)

うまみ神とは?

うまみ神とは、今回の発酵ツーリズムで生まれたキャラクターですが、日本で最初の歴史書「古事記」で出てくる文献をもとにつくられたそうです。

「うまみアシカビひこぢのかみ」

略してうまみ神!

発酵ツーリズム東海パンフレットより

あまいうまみ神とか、すっぱいうまみ神とか、どっしりしたうまみ神とか。色々な「うまみ」があるよ〜というのが、なんとなく子どもでも感覚的にわかっちゃう感じ!楽しい!

そして、いよいよ「東海」ゾーンへ。内容はもちろんのこと、アートとしてもワクワクな空間。

東海地方の展示ブース
東海地方の展示ゾーン

東海の土地柄によって、発酵文化が栄えている様子がわかり見応えがありました。綺麗な水があるからこその醸造文化や、おすし文化、気候を活かした漬物文化など、繋がっているんですね。

個人的には、東海の発酵食といったら「たまり醤油」や「豆味噌」、「三河みりん」のイメージだったので、発酵の地として激アツであることを知りテンションが上がりました。東海の発酵文化に興味がわく濃い時間でした。

発酵ツーリズム展示 東海の発酵
うまみの宝庫〜!

私は、この展示会場に2時間弱滞在していましたが、それでも全ての展示内容をみることは出来ませんでした。内容が濃すぎる展示ですので、これから来場する方は、時間に余裕を持たせて計画するのがおすすめです。

また、展示会場の外には、お土産コーナーもあります。展示の中でも紹介されている珍しい発酵食品が多数並んでいます。翌日愛知の展示会場にもいきましたが、お酒はここでしか手に入らないようでした。お酒を買って帰りたい方は、岐阜会場で購入するのがおすすめです。

フラッグシップツアー「長良川“発酵”船遊び」

そして、今回の旅のメインが、フラッグシップツアー『一夜限り!小倉ヒラクと楽しむ 長良川“発酵”船遊び』への参加。

鵜飼観覧船の上で芸舞妓さんと楽しむお座敷遊びをするプログラムだったのですが、なんと前日の大雨により、当日の朝に鵜飼が中止の連絡が……。とてもショックを受けましたが、本当のお座敷遊びに内容が変わり、開催してくださいました!(ありがたい!)

鵜飼観覧船乗り場
鵜飼観覧船の前で記念にパシャリ。

「長良川“発酵”船遊び」改め「長良川“発酵”お座敷遊び」となった本ツアー。

まずは、発酵ツーリズム実行委員長・蒲さんガイドのまちあるきがありました。日本家屋が並び、素敵な街並み。「長良川てしごと町屋CASA」にもご案内いただき、この地域にある手仕事が大事に継承されている様子を拝見しました。

舞妓さんがご一緒してくださいました
世界的彫刻家イサム・ノグチの岐阜提灯

そして、場所を移動して、宴会が開始。ヒラクさん選りすぐりの東海発酵おつまみと、地酒のペアリング。展示会場で気になっていたけど荷物になるから買えなかった地酒を、味わったこともない発酵食と共にいただけて最高の時間でした。長良川の味である鮎もいただけて幸せでした。

長良川“発酵”お座敷遊び お弁当
熟れ鮨入り鮎弁当
選りすぐりの発酵おつまみ

食事が落ち着くと、人生初のお座敷遊びも体験。罰ゲームに「くさや」を食べることに、おびえながら(笑)、楽しませていただきました。

鵜飼は中止になってしまったものの、発酵でつながるご縁に感謝し、それを超えるスペシャルな経験ができて、幸せな時間でした。中止になったことで、また行く理由が生まれたのも、実はちょっぴり嬉しい出来事。ぜひ再訪リベンジをしたいと思っています。

番外編:十八楼に宿泊

今回の旅の宿泊先は、岐阜県の十八楼。長良川鵜飼の乗船場へ直結しているお宿です。

十八楼外観
十八楼外観

宿内は、趣があり、鵜飼の剥製などもあったり、長良川がロビーから一望できたり、旅の目的地になる場所でした。

十八楼ロビー
十八楼ロビー

長良川温泉もあり、「蔵の湯」は、その名の通り、蔵が大浴場として生まれ変わったとのこと。ステンドグラスの窓からは朝日が入り素敵。長良川を見ながらの朝風呂がとても気持ちがよかったです。

こうして、1日目は終了。2日目に続きます。

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