ケフィア種菌(発酵豆乳Soykefy)使用!豆乳ヨーグルトの作り方【ヨーグルトメーカー/室温発酵】

腸に届きやすいと言われる植物性乳酸菌が摂れる豆乳ヨーグルト。玄米やレーズンなど、様々な方法で作れますが、初心者にはちょっぴり不安!

そこで気軽に手作りしてみたい方にオススメなのが、市販の種菌です。今回は、ケフィア種菌を使って豆乳ヨーグルトを作りました。

ヨーグルトメーカーでも室温でも美味しく作れましたが、初めて作った時は酸味が強かったり、炭酸が強かったり、「これって失敗?」という出来栄えでした。発酵具合によっても全く違う味わいになり面白い!美味しい豆乳ヨーグルトの作り方をご紹介します。

目次

使用の種菌について

豆乳ヨーグルトを作れる種菌は色々ありますが、専用種菌を初めて購入する私は、Amazonのレビュー評価や口コミ、コストパフォーマンスの良さから「発酵豆乳Soykefy(ソイケフィ)」を選びました。

「ケフィア」とは?

ちなみに、ケフィアとはどのようなものなのでしょうか?これはかわしま屋さんのサイトに詳しく掲載されているので引用してご紹介します。

ケフィア(ケフィール)とは、ロシアのコーカサス地方で伝統的に食べられてきた発酵乳。 牛や山羊など動物の乳を発酵させてできたもので、ヨーグルトに似ています。
ケフィアの特徴は、乳酸菌だけでなく酵母(イースト)も含まれていること。
パンを膨らませたりお酒を発酵させたりする働きで有名な酵母ですが、香味成分を発生させたり、シュワっとした口当たりをもたらしたりと、ヨーグルトにはないケフィア独自の味に貢献しています。

引用元:ケフィアとは|かわしま屋

通常のヨーグルトには含まれていない「酵母」が、ケフィアには含まれているので、シュワシュワしたり、パンを発酵させるときのようなイースト菌の香りを感じたりするようです。

くろかな
くろかな

様々な菌が含まれるケフィアはカラダに嬉しい効果もあるとのこと。どうせ食べるなら、活きた菌がたっぷりのケフィアヨーグルトを毎日食べたいな!

「発酵豆乳Soykefy(豆乳ケフィアたね菌)」とは?

「発酵豆乳Soykefy(ソイケフィ)」は、豆乳の栄養と乳酸菌と酵母が一度に摂れる豆乳ヨーグルト専用の乳酸菌です。

原材料は「分離大豆タンパク質(遺伝子組み換えでない)、ブドウ糖、マルトデキストリン(糖質)、乳酸菌、酵母 」であり、乳成分を含まない種菌です。乳製品が苦手な方でもヨーグルトを楽しめます!(製造ラインでは「乳」を使用した製品も製造しているとのことなので、アレルギーの方は要注意。)

主な菌はこのように記載されていました(写真赤枠)。

【乳酸菌】Lb.アシドフィルス、Lb.カゼイ・ラムノーサス、Lc.クレモリス、Lc.ラクチス、Lc.ジアセチラクチス
【酵母】S.ラクチス

作り方も裏面に書いてありました。

封を開けると、ひとつひとつ個包装された10袋の種菌が入っています。Soykefyの説明は、外袋にしか記載がないので、初心者の方は捨てないように気をつけましょう!

使用のヨーグルトメーカーについて

今回もこちらのヨーグルトメーカーで作りました。

アイリスオーヤマ(IYM-012モデル)

※投稿日現在は、以下リンクの最新モデル(IYM-014モデル)が販売されています。ヨーグルトの自動メニューがついたり、付属品が変わったりと向上していますが、1度刻みの温度調節も今までと変わらず出来ます。こちらを参考にご覧ください。

発酵豆乳Soykefy(ソイケフィ)で豆乳ヨーグルトを作る

それでは、早速、発酵豆乳Soykefy1袋と無調整豆乳250mlを混ぜて豆乳ヨーグルトを作ってみました!ここではヨーグルトメーカーで設定時間を変えて作ったもの、室温で作ったものをご紹介します。

実験1:ヨーグルトメーカー編【温度:25℃、時間:24時間】

まずは、商品に記載の作り方通り、容器に材料を入れてヨーグルトメーカーで【温度:25℃、時間:24時間】に設定し、24時間経過後、冷蔵庫で冷やしました。

くろかな
くろかな

大体のヨーグルトは8時間くらいで作れるので、24時間は長くて驚きました!

横に傾けてみると、しっかり固まっていました。

そして、実際に食べてみます!

炭酸:★★★(強炭酸)
酸味:★★★(酸味強め)
固さ:☆☆★(なめらか)
感想:口に入れた瞬間、しゅわしゅわ!ピリピリ?ん、なんだこの感覚は!?

今までのヨーグルトでは味わったことがない炭酸豆乳ヨーグルト。濃厚な豆乳に酸味がプラスされた味わい。固そうに見えたヨーグルトは食べると滑らか。最初は驚きましたが食べれば食べるほどやみつきになってきました…!

しかし、これって失敗?酸味と炭酸が思ったよりも強い。初めて種菌を使用し豆乳ヨーグルトを作った私は、この出来栄えが成功か失敗かもわかっていなかったのですが、発酵に詳しい方々に聞いてみたところ、これは過発酵ではないか?と言われました。

また、参考にしているかわしま屋さんのサイトにもこのように書いてありました。

一般的に、高い温度で発酵させる方が酸味が強く感じられるようです。
発酵時間については、短い方が乳糖が残って甘みを感じられる仕上がりに。
長く発酵させるほどに酸味が強くなります。
発酵時間が長いとシュワシュワ感も感じられるようになっていきますので、いろいろ試して好みの仕上がりになる温度や時間を見つけてみてください。

引用元:ケフィアとは|かわしま屋

実験2:ヨーグルトメーカー暑い日編【温度:25℃、時間:8時間】

そこで、今度は容器に材料を入れてヨーグルトメーカーで【温度:25℃、時間:6時間】に設定し、6時間経過後、様子を確認してみました。

しかし、横に傾けてみると、まだゆるっと液体のような感じだったので、追加で【温度:25℃、時間:2時間】に設定しました。

先ほどよりは固まりましたが、横に傾けるとまだゆるっとしています。

かなりぷくぷくしていることもありこれ以上ヨーグルトメーカーで発酵すると過発酵になりそうだったので、そのまま冷蔵庫へ。翌朝見てみると、しっかり固まっていました!

それにしてもすごーいぷくぷく!実験1よりも、気泡が気になります、、、!

炭酸:★★★(強炭酸)
酸味:☆★★(酸味あり)
固さ:☆☆★(なめらか)
感想:酸味が少し弱くなったので、濃厚な豆乳の味わいを感じられて美味しい!しゅわしゅわ滑らかなのは変わらず。

実験3:ヨーグルトメーカー涼しい日編【温度:25℃、時間:8時間】

実験1と実験2は外気が暑い日(最高気温30度)の結果でした。実はその後、少し涼しい日(最高気温25度)に、ヨーグルトメーカーで【温度:25℃、時間:8時間】に設定し、冷蔵庫で冷やし固めました。

すると、8時間経過しても、実験2以上にゆるゆる。それでも冷蔵庫に入れて1番寝かすとしっかり固まりました。

冷やす前
冷やした後
くろかな
くろかな

写真だとわかりにくいですが、固まっているか否かを確認するには傾けてみるとわかりやすい。左側は傾けると液体が流れ集まる感じ、右側はホエイが流れ集まっていてヨーグルト自体は固まっています。

炭酸:☆☆★(微炭酸)
酸味:☆☆★(酸味弱め)
固さ:☆☆★(なめらか)
感想:今までで一番まろやかな出来上がり。炭酸は弱く、すごく食べやすい。

実験2(実験1)と実験3の結果から、外気温によっても大きく出来栄えが変化することがわかりました。菌たちはそれぞれ活発に働ける適温があるので、温度の変化によってヨーグルトの出来栄えも変わるようです。

実験4:室温編【最低気温18℃・最高気温25℃、時間:16時間】

また、ヨーグルトメーカーを使わず、室温でも発酵させました。その時は固まっている感じはしなかったのですが、同じく冷蔵庫に入れて2日くらいするとしっかり固まりました。

冷やす前

冷やした後

炭酸:☆☆★(微炭酸)
酸味:☆☆★(酸味弱め)
固さ:☆☆★(なめらか)
感想:実験3同様、まろやかな出来上がり。炭酸は弱く、すごく食べやすい。

夏場はヨーグルトメーカーを使わなくても常温でもしっかり固まることがわかりました。

ケフィア種菌で美味しい豆乳ヨーグルトを作る方法

ケフィア種菌で作るヨーグルトは、様々な菌が活発に働いて作られるので、とても奥深いヨーグルトだと感じました。以下は私が試した結果をまとめています。環境や条件によって異なるので、一概に言えませんが、参考程度にご覧ください。

くろかな
くろかな

私も、まだまだ初心者なのでいろいろこれからも試してみたいと思っています!「こうすれば美味しくなる」、「こうすると失敗する」など、ケフィア種菌および豆乳ヨーグルトの情報も募集中です♪

温度をチェック!

温度が高いと酸味が強く、温度が低いと酸味が少なく感じられました。

その日の外気温をチェックし、30度を超える暑い日であれば、ヨーグルトメーカーを使うと過発酵する可能性が高いので室温で豆乳ヨーグルトを作るのがオススメです。ぷくぷくと発酵した時点で冷蔵庫に入れるとまろやかな出来上がりになります。

また、発酵豆乳Soykefy(ソイケフィ)では室温25度前後での発酵が推奨されているため、この気温とかけ離れている冬の時期などはヨーグルトメーカーの使用がベターです。

発酵時間は決めずに、数時間ごとに様子をチェック!

先のかわしま屋さんのサイトには「発酵時間が長いとシュワシュワ感も感じられる」と書いていましたが、私の環境下の場合、実験2のように、発酵時間が8時間でもしゅわしゅわと感じられました。

どうやら、気泡(ぷくぷく)が入っていて酵母菌が活発に働いている時に、しゅわしゅわと感じられるようです。外気温や使用の種菌、環境によっても異なるので「発酵時間●時間で美味しいヨーグルトができる」というのは参考程度にして、ヨーグルトの様子を随時チェックしてあげることがポイントだと感じました。

くろかな
くろかな

私のように炭酸が弱くまろやかなヨーグルトが好みな方は…

ある程度室温で発酵させたら、気泡(ぷくぷく)が少ないうちに冷蔵庫で発酵。すると微炭酸で甘味も感じられる食べやすい豆乳ヨーグルトが出来上がり!参考にしてみてください。

自分好みの味に調整できるのも手作りヨーグルトの醍醐味!発酵豆乳Soykefyの種菌を使えば、発酵温度と時間に注意するだけで、ヨーグルトメーカーでも室温でも自分好みの豆乳ヨーグルトが作れます。そして、菌が活発に働いている豆乳ヨーグルトを食べた後は、ものすごーく腸が動き出してびっくり!腸活中の方にもオススメです♪

 

 

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