手作り味噌の液体はどうする?味噌たまりが出る時、出ない時の違いとは?

手作り味噌から出てきた液体。市販ではなかなかお見かけしないこともあり、初めてみたときは驚きますよね!これは「味噌たまり(みそたまり)」と言って、味噌を発酵する時に出来る貴重な副産物です。

今回は「味噌たまり」について、使い方や作り方をご紹介します。

目次

味噌たまり(みそたまり)とは?

まずは「味噌たまり」の意味について確認しておきましょう。

みそたまりとは、味噌の発酵・熟成中に分離した液体であり、1000kgの味噌からわずか10リットルほどしか抽出されず、速醸方法の若い味噌ではほとんど水分が分離しないため、長期熟成の味噌からのみ摂ることのできる味噌の旨味成分が濃縮された貴重なエキスです。

引用元:石孫本店のみそたまり

味噌を手作りし、長期熟成した時に出来るのが「味噌たまり」です。下記の写真のように味噌の表面に、醤油のような液体が溜まっています。

味噌たまりと醤油との違いは?

「味噌たまり」の見た目は「醤油」のようですが、「醤油」には分類されません。

醤油の原材料は「大豆・小麦・塩」ですが、味噌の原材料は「大豆・麹・塩」です。原料が異なる味噌が発酵熟成した時に出来る副産物なので、味わいも少々違います。私は、醤油よりも旨味たっぷり、コクのある味わいに感じます。

味噌たまりの使い方

味噌たまりは、醤油のように使えます。

・シンプルに冷奴やお刺身に
・マヨネーズと和えてディップソースに

自家製味噌の味噌たまりはそんなに量ができないので、私は上記の使い方がメインですが、たっぷり量がでたらお魚やお肉につけてみたいと考えています。

手作り味噌から液体が出たらどうすれば良い?

手作り味噌から出た液体(=味噌たまり)は、悪いものではありません。旨味たっぷりの液体なので、捨てずに混ぜ込んで使いましょう。また、まだ発酵熟成する場合は、液体が表面にあることで味噌と空気が触れず腐敗防止になるので、そのままにしておくと良いでしょう。

味噌の容器から液体が漏れたらどうすれば良い?

味噌の容器から液体が漏れた場合、流石に放置はできませんよね!そんなとき、私は下記のようにお手入れしています。

1. 重石を外す

2. 液漏れ対策のために、容器の下に器を置いていたので溜まっていた液体を味噌に戻す

3. 清潔なスプーンで綺麗にならして、容器を綺麗に拭きあげる

4. ①よりも軽くした重石をして出来上がり!

液体が溢れる原因は、重石が重すぎる可能性があります・・!そこで、④のように重石を軽くしたり、容器を大きくしたりすると液漏れを防ぐことができます。

味噌たまりが出る時、出ない時の違いとは?

違いについては、環境によっても異なるので、明確に説明することは難しいです。手作り味噌を作れば必ず「味噌たまり」が出来るというわけではありません。

しかし、私の場合、重石を乗せると、水分が上がってきて味噌の表面に「味噌たまり」が出てくることが多いです。もちろん、重石を乗せても、味噌自体の水分量が少なかったり、重石が軽かったりすれば味噌たまりは出来ません。あくまで味噌の副産物と捉えて楽しんでみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次