砂糖の代わりに米麹の甘酒!離乳食期の赤ちゃんや幼児食期の子どもも美味しく飲める♪

栄養豊富で身体に良いと言われる甘酒ですが「いつから子どもに与えて大丈夫なの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。私自身も甘酒が好きなので、我が子に甘酒を与えるタイミングを調べたり考えたりしていました。そして、我が子は1歳前後の離乳食後期頃から甘酒デビューをしました。

甘酒が飲めるようになる時期は子どもの成長にもよるため、一概には言えませんが、子どももOKの甘酒についてやその取り入れ方など、実体験を交えてご紹介します。

目次

甘酒とは

一般的に甘酒と呼ばれているものは「酒粕の甘酒」と「米麹の甘酒」の2種類に分かれます。

酒粕の甘酒

酒粕の甘酒は「酒粕+水+砂糖」で作ります。酒粕が原料なのでアルコールは含まれています。酒粕自体は甘くないので砂糖を使って甘味をつけます。

米麹の甘酒

米麹の甘酒は「麹+水(+ごはん)」を発酵させて作ったものです。アルコールは含まれていません。発酵する過程で甘くなるので砂糖不使用です。「飲む点滴」「飲む美容液」と呼ばれる甘酒は、米麹の甘酒です。

くろかな
くろかな

麹とは、穀物(米や麦、大豆など)に麹菌というカビを繁殖させて出来たものです。「カビ」と聞くと食べて大丈夫?と不安になる方も多いと思いますが、麹菌は人間にとって良い働きをしてくれるカビなので、麹を食べても問題ありません。日本の発酵食品(醤油や味噌、日本酒など)はこの麹がスターターとなって作られていて、重要な存在なんです!

赤ちゃん・子どもも飲める甘酒は?

赤ちゃんや子どもが飲める甘酒は、アルコールが含まれていない「米麹の甘酒」です。お米由来の自然な甘味と、おかゆのようなトロッとした食感が特徴。離乳食期の赤ちゃんでも馴染みがあり、味わいやすいと思います。

ちなみに、米麹の甘酒は、できれば酵素が活きている生の甘酒がおすすめです。市販に流通している商品の中には、発酵が進まないように加熱処理などをされているものも多々あります。そのような商品は、酵素が失活している場合があり、甘酒の恩恵をフルで受けられず勿体無い…!

くろかな
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市販でも購入できますが、パッと見て、どれが加熱処理されているか否かわからなかったり、生の甘酒は意外にもお値段が高く継続が難しいんですよね〜

そこで、甘酒を暮らしに取り入れるなら、手作りがおすすめです。添加物も入っていなければ、ご家庭の炊飯器やヨーグルトメーカーで半日かからずに簡単に作ることができます。材料もシンプルなので、麹だけ買ってくればすぐに作り始めることができます。

「作ってみたい!」という方は、子どもも飲みやすいとろっと甘い甘酒のレシピ(ヨーグルトメーカー編 )をチェックしてみてくださいね。

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赤ちゃん・子どもが飲める甘酒の量は?

甘酒は大人が飲んでも甘くて美味しいので、子どもや赤ちゃんは与えられた分だけパクパク飲んでしまうかもしれません。しかし、与えすぎるのはNG!甘酒は糖質が多いので注意が必要です。

我が子には薄めた甘酒をスプーン1さじから与え始めました。また、「発酵王子」の愛称で親しまれている伏木さんの本にも下記のように書いてありました。

大人は、1回おちょこ1杯。子どもは、最初はお水や白湯で2倍以上に薄めたものを小さじ1杯から。おかゆのおもゆのように、甘酒の上澄みをすくって飲ませてあげてください。

出典元:子どもを強くする麹のごはん p.24(伏木暢顕 宝島社)

大人でも1回量はおちょこ1杯(大さじ1程度)で充分。1日量は100〜200ml程度までと言われています。まだ未熟な子どもに与える際には、大人の量よりも減らしたり、同じ量でも薄めたりして与えるようにしましょう。

くろかな
くろかな

甘酒が健康に良いからといって、ご飯やおかずを食べなくなってしまっては本末転倒。私も食事の補助という位置付けを心掛けて取り入れるようにしています。

離乳食や幼児食に甘酒を取り入れる方法(目的別に紹介)

では、甘酒を飲むタイミングや摂取方法など、どのようにすれば良いのでしょうか?飲み過ぎは禁物なので、目的を持って取り入れることがおすすめです。我が子の実体験を元に、甘酒の取り入れ方を目的別でご紹介します。

食事を楽しむきっかけ作りに

母乳やミルクで育っている赤ちゃんにとって、味覚の中でも親しみのある味が「甘味」です。食事が苦手な赤ちゃんや子どもが甘酒を食べることで「甘くて美味しい!」「食事って楽しい!」とニコニコになってくれるかもしれません。まずは、薄めた甘酒をスプーン1さじ程度から与えてみてください。

くろかな
くろかな

コップの練習をする時にも甘酒ドリンクが使えました!甘くて美味しいからこぼさないように飲むし、ちょっとドロッとしているので液体よりもこぼれにくく、練習には最適でした。

砂糖などの甘味調味料の代わりに

甘酒は甘味があるので、砂糖の代用品としてぴったり。煮物に入れたり、卵焼きに入れたり、ドレッシングにしたり、砂糖と書いてある調味料を甘酒に変えて色々使えます。

くろかな
くろかな

我が子が通っている歯医者では、砂糖は虫歯の原因になったり、体温を下げて免疫力低下に繋がったり、情緒が不安定になったりすることから「砂糖は3歳までは与えないことが理想」と教えていただきました。もちろん大体の市販の調味料やお惣菜には砂糖が入っているので、砂糖をゼロにすることは難しいですが、甘酒を使うことで、少しでも砂糖の摂取量を減らしてあげることができます。

おやつの代わりに

甘酒はおやつの代わりにも使えます。そのまま飲むのはもちろん、物足りない子には甘酒ドリンクがオススメです。砂糖の入ったお菓子は中毒性があるため、代わりに甘酒を使って手作りお菓子にするのも良いでしょう。

こちらは甘酒ドリンクのレシピ。バナナやヨーグルトが入っているので腹持ちも良しです。

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くろかな
くろかな

おやつの味を覚えた我が子は、おやつを見つけては「甘いおやつが食べたい!」と催促してきます。そこで、おやつの代用品として甘酒が活躍しています!

食材を柔らかくしたい時に

甘酒はプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)が含まれており、タンパク質を分解し食材そのものを柔らかくしてくれます。肉や魚などの食材を柔らかくしたい時に、甘酒を漬け床として活用できます。

身体のために

甘酒は「飲む点滴」と言われるほど、栄養豊富で酵素たっぷり。ビタミンB群や必須アミノ酸が全て含まれているなど栄養豊富で、消化吸収を助けてくれる酵素も100種類以上含まれていると言われています。栄養補助という位置付けであることを意識して、普段のごはんを食べた後やおやつの時間に飲むと良いでしょう。

脳活性化のために

甘酒には、脳を活性化させるブドウ糖が含まれています。朝に甘酒を飲むことで、眠っていた脳が目覚め、1日を元気にスタートすることができます。しかし、空腹時の寝起きに甘酒を飲んでしまうと血糖値が急上昇してしまうので、朝食後に飲むのがおすすめです。

くろかな
くろかな

私は、試験の日や集中しないといけない日の朝にも、甘酒をグビッと飲んでいます!(我が子にも大きくなったら飲んでもらおうかな…♪)

 

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