無印良品で買える大人気の「発酵ぬかどこ」。手軽に美味しいぬか漬けが出来ると大人気ですが、作っている過程で「ぬか床が白くなった!」「カビた!?」と心配になっている方もいるのではないでしょうか?ぬか床の表面が白くなったものは、カビではありません!実際の写真と共に対処法をご紹介します。
無印良品以外のぬか床でも同様に対応できるので、ぬか床が白くなっている方は、続きをご覧ください^^
ぬか床の表面が白い!
ぬか床の表面が白くなってしまい、この記事に辿り着いたあなた。ぬか床を混ぜるのをサボっていませんでしたか?
そんな私も、きゅうりとにんじん、パプリカを漬けて、冷蔵庫で保存すること約1〜2週間!(はっきりとした期間も覚えてないほど、放置していました。汗)
「そういえば、最近ぬか床を放置していたな〜」と開くと
表面にびっしりと白いつぶつぶが。ゾッとしますよね!この正体を知っていても、開けた瞬間、ドキッとしました。
これは「カビ」ではなく、「産膜酵母」と言います。
産膜酵母とは?
産膜酵母について、職人醤油さんに書いてある内容を確認してみましょう。
産膜酵母菌という酵母菌の一種で、空気を好む菌のために表面に発生します。人間の体に害のあるものではないのですが、醤油の風味を劣化させ色が急速に濃くしてしまいますので、醤油にとっては遠ざけたい存在です。
“醤油の風味を劣化させる”と記載がありますが、ぬか床でも同じです!嫌な匂いを感じる場合があるので、産膜酵母が多量に発生した場合は取り除いてしまいましょう。
ただし、産膜酵母は無害です!上記の写真のように、薄っすら表面にできている場合であれば、奥深い味わいにしてくれるので、一緒に混ぜ込んでしまっても問題ないですよ〜!
産膜酵母が発生した時の対処法
産膜酵母が表面に発生した場合、無印良品の「発酵ぬかどこ」にはこのように記載があります。
二週間以上お手入れせずに放置しておきますと、白い斑点が発生することがあります。これはぬかどこ内の酵母の生育に由来するものですが、気になる場合は取り除き、食塩を大さじ2杯程度加え、かき混ぜてご使用ください。
とのこと。
まず、スプーンで取り除きます。漬けていた野菜を救出します。
そして、漬けていた野菜から水分が出ていたので、ペーパータオルで拭き取ります。
塩を大さじ2杯加えます。
手でしっかりかき混ぜて、復活!!再び野菜を投入しました♪
スプーンで取り除いたことで、ぬか床が少なくなってしまった…!という方には、ネットで手軽に買えるこちらもオススメです。OEM商品なので、中身は同じのようです。
漬けていた野菜は腐っている?
産膜酵母ができていたぬか床に漬けていたお野菜ですが、酸味が強くなっていましたが、問題なく食べることができました。
腐っている(腐敗している)か発酵しているかの境界は人間が決めるものです。アルコール臭や変な味などしなければ、そのまま食べることが出来ます。
産膜酵母ができてから、ぬか床に野菜をつけると酸っぱすぎる…!という状態になってしまった場合は、アルカリ性の性質を持つ「たまごの殻」を砕いて入れてあげると酸味が和らぎます。
カビと産膜酵母の見分け方
カビも酵母も微生物の仲間ですが、見た目も役割も異なります。
白カビ:もっこりと盛り上がっていたり、ふわふわしていたりする状態
産膜酵母:表面にびっしり白い結晶のようなものが広がっている状態
詳しくは下記の記事にまとめているのでご覧ください!
白カビは強い毒性を持つ場合があるため、ぬか床にカビが発生している場合はしっかり取り除き処分をしましょうね。