味噌の種類は「米味噌・豆味噌・麦味噌」と3種類あり、原料にどの麹を使うかによって区別されます。
今年2月に「米味噌」&「麦味噌」を作り、約半年熟成させてついに完成したので食べ比べしてみました。
米味噌と麦味噌の違い(材料編)
先にもあった通り、米味噌と麦味噌の違いは原材料によるものです。
米味噌:米麹+大豆+塩
麦味噌:麦麹+大豆+塩
日本の80%が米味噌を使っているといわれていますが、麦が盛んに栽培されている九州地方では麦味噌が多く仕込まれています。ちなみに、米味噌は米の産地に多く仕込まれる傾向があります。
米味噌と麦味噌の違い(仕込み編)
左:麦麹、右:米麹
さて、今回使用した麹は五味醤油さんのものです。
明治元年よりみそ・醤油の製造をする五味醤油さんの麹なので、もちろん味噌づくりにぴったりです◎(パッケージもかわいい♪)
お味噌を仕込んだあとはこのような感じでした。
左:麦味噌、右:米味噌
写真ではわかりにくいのですが、麦麹の方が麦色で黒条線(麦類の種子にある黒い線)も見えます!
米味噌と麦味噌の材料と作り方
分量に関しては、通常麦麹の方が水分の吸収率が高いので、水の量を多めにします。
▼今回つくった味噌の材料
<米味噌> 塩分濃度12%
・乾燥大豆:200g(ゆでたあと:478g)
・米麹:300g
・塩:110g
<麦味噌> 塩分濃度12%
・乾燥大豆:200g(ゆでたあと:478g)
・麦麹:300g
・塩:110g
・ゆで汁:13g
▼味噌の作り方はこちら
米味噌と麦味噌の違い(出来上がり編)
仕込んでから待つこと約半年。
味噌も美しく熟成してくれて、開けるとおいしいお味噌の香りがぷ~んとしてきました。
左:麦味噌、右:米味噌
食べて見ると、米味噌の方が旨味と甘味がありました。麦麹の方があっさり味で香ばしい風味がします。
また、麦麹は大麦を麹にしますが、そのままだと外皮が固すぎるので精白してから麹にします。それでも完全に精白するわけではないので、できあがりの麦味噌は米味噌に比べて麹の歯ごたえがあります。歯ごたえがあるので、味噌ディップにして食感を楽しむのも良いですね^^
同じ作り方でも麹を変えるだけで味わいも食感も変わるお味噌。2種類の味噌を用意しておくと、お料理によって使い分けが楽しめそうです♪